本記事では未経験でWeb系に転職したい方にその可能性とおすすめ職種を紹介していきます。
未経験でも採用されやすい職種がある一方でWebエンジニアのように経験者でなければ採用されない職種もあります。
企業選びのコツも紹介していきますのでぜひ参考にしてください。
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未経験でもWeb系の転職は可能
未経験の職種であってもWeb系の転職は可能です。
なぜならWeb系では経験者が不足しており、積極的に未経験者を採用し社内で育成を行なっているためです。
実際に筆者はWeb系のメガベンチャーで採用するにあたり、中途採用に苦労し未経験者の採用に注力していました。
未経験でも採用されるWeb系の職種
未経験でも採用されるWeb系の職種をここでは紹介していきます。
職種ごとに仕事の内容はもちろん、難易度も大きく違ってきます。
気になる職種は必ずチェックしてください。
営業
営業は未経験であってもWeb系採用される可能性は十分にあります。
Web系では企業相手のBtoBの営業が大半となり、企画・提案やアポイントメント、デモ、など様々なシーンにおいて営業活動が求められます。
営業が少ない企業では幅広い営業活動が求められる一方で、営業が多い企業であれば細分化し教育制度が整っているケースもあります。
接客・販売などの経験がある方は、経験に応じて営業組織の規模や内部の役割を把握しながら企業選びをすると良いでしょう。
未経験であれば、電話アポイントや自社サービスのデモプレゼンなどを担当するところから始まるでしょう。
ポジティブさと地頭と行動力のバランスが取れた方が好まれる傾向にあります。
Webマーケター
Webマーケターも未経験で採用される職種です。
Webマーケティングは大きく2つに別れます。
お金を支払い広告という形で集客をするWebマーケティングとSEOと呼ばれる手法で無料で集客をするWebマーケティングです。
お金を支払って集客する方法には、Google・Yahoo・Facebook広告などが挙げられます。
SEOで集客するには、事業に関連する記事を掲載したりGoogle検索に強いページ構成にする施策があります。
いずれも費用対効果を測るために数字に強い方が好まれます。
カスタマーサポート
お客様の導入支援や運用サポートを行うカスタマーサポートも未経験で転職できるWeb系の職種です。
メールや電話などでユーザーの相談に乗り、アドバイスをするため、コミュニケーション能力が求められます。
お客様に寄り添い、安心して気持ちよく利用してもらうためのホスピタリティー性が求められる職種です。
人の役に立ちたいという方に適した職種です。
未経験では転職できないWebエンジニア・Webデザイナー
Web系におけるWebエンジニアやWebデザイナーは、未経験で転職できない傾向のため対策が必要です。
なぜなら、Webサービスが要のWeb系ではスキルの高い少数精鋭のWebエンジニアやデザイナーで組織を組むため、スキル未経験の方は書類選考の段階で見送られるためです。
転職難易度は経験者ですら高く、SEを7年経験した筆者も転職エージェントからおすすめしないと言われたほどです。
一方でスキルがあり業務未経験の方であれば採用される可能性はありますのでチャレンジしてみましょう。
もしスキルも未経験の方は、Web系ではなくSI業界やWeb制作会社、派遣で求人を探しましょう。
Webエンジニア・Webデザイナーはスキルのある方のみ転職できるとご認識ください。
未経験でWeb系に転職して失敗する人の特徴
Web系で失敗する人は仕事を作れない人です。
WEB業界は,まだまだ業界としては若く、スタートアップでは組織として整備されていないところも多いです。
そういったところでは、自分で考えて動く、自分で必要なことを提案、実行することが求められます。
人から言われたことしかできないようでは、いずれ自分の居場所はなくなってしまう可能性があるのです。
難しいことに聞こえるかもしれませんが、業界の歴史や風土に縛られず「やろうと思えばやれる」といった自由こそがWEB系の魅力でもあることを忘れないでください。
Web系に転職して活躍する人の特徴
未経験であってもWeb系で活躍する人には次の4つの傾向があります。
- 明るく前向き
- PDCAを回せる
- 行動力がある
- 企業や組織に依存しない
それぞれ紹介していきます。
明るく元気で前向きな人
どこの業界も共通ですが、常に明るく元気で前向きな人は周囲の人間を惹きつけ、自然と元気なグループを作ります。
特にWEB業界はチームで動く仕事が多いのが特徴です。
そのため、明るく元気で前向きな人がいればメンバー同士の雰囲気も良くなり仕事に良い影響を与えてくれます。
PDCAできる人
PDCAはプロジェクトを成功させるためのスキルとして認知されていますが、個人でも実践することは可能です。
特に未経験で転職した場合、PDCAの能力があると飛躍的に力をつけてプロジェクトの中心人物になれるでしょう
重要なのは
- 常に仮説を立て(PLAN)
- 実行し(DO)
- その結果を評価し(CHECK)
- 次の行動へ繋げること(ACTION)
を意識することです。
ただ教えてもらうのではなく、自己成長できる人はWEB業界では大きな強みとなります。
すぐに試すことができる人
WEBの世界では新しい技術や手法が次々と生み出されます。
そういったものに好奇心を持って取り組めるのは重要な資質と言えます。
現状に満足せず、新しいものにワクワクできる好奇心を持ち続けられる。
そんな人は時代の流れに取り残されることなく、WEBの最前線で活躍し続けることができるでしょう。
企業・組織に依存しない人
「その気になれば、独立して生きていくのも構わない」
という組織に依存しない方も強いです。
そういう人は常に自分のスキルの向上、「自分ならどうするか」を考えながら動くことができます。
そのため企業や組織に依存することがありません。
ただし独立心が強ければいいというわけではありません。
組織の輪を乱すということではなく、社長や上司・同僚の顔色を見ずに進めることが重要です。
Web系の企業選びの注意点
WEB業界というと儲かっているイメージが強いかもしれません。
しかし、大ヒットして爆発的な利益を出す企業がある一方、人知れずサービスを終了している企業も意外に多いです。
そのため、転職するときに注意する点は「利益を出せているのか?」という点です。
ここを見逃してしまうと
- 仕事は忙しい
- 給料は安い
- 会社はいつ潰れるかわからない
という三重苦に悩むことになります。
そうならないためにも、必要な情報は効率よく収集するのが転職で成功する秘訣です。
Web系と対極するSIerや制作会社などの請負も検討しよう
キラキラした働き方であるWeb系に目が行きがちですが、SIerなどの請負ビジネスの良い点もたくさんあります。
SIerの良い点としては
- システムを作って納品するため計画的に売上が立つ
- 黒字経営しやすく給料も出やすい
- 退職金が出る企業も多くある
- 定年退職するキャリアモデルがある
- スケジュールどおりに高品質で作るノウハウが得られる
などなど、Web系では得られない利点も多くあります。
ぜひ請負ビジネスも検討してみましょう。
SIerとWeb系の比較は「SIerからWEB系に転職して7年経ったので比較してみた」で詳しく紹介しています。
Web系で迷っている方は必ずチェックしておきましょう。
まとめ
未経験でWEB系への転職を悩んでいるのであれば、心配する必要はありません。
職種によってはすぐにでも、デザイナーやエンジニアであっても3ヶ月程度の勉強で転職することは可能です。
ただし、一人でプログラミングの勉強をしたり、転職活動したりするのは精神的にも大変でしょう。
ですので、スクールに通う、転職エージェントを利用することが鉄則です。
自分らしく生きたい、人生を変えたいと考えているのであれば、今回の記事を参考に転職をしてみてくださいね。
また、Web業界への転職難易度は高い?