「プログラミングは独学で習得できるの?」
「何から始めればいいかわからない?」
とプログラミングを学びたいけど不安になっている人もいますよね。
筆者は20歳を超えてから独学でプログラミングを学び、ITエンジニアとして仕事にすることができました。
大手SIerとメガベンチャーで14年在籍し、いまはフリーランスエンジニアとして活動しています。
その経験からお伝えすると独学でプログラミングを覚えるのは挫折のリスクが非常に高いという点です。
そのため中途半端に始めず、成功パターンの勉強法で進めることを強くおすすめします。
ITエンジニアは手に職が付き平均年収も高いおすすめの職種ですので覚えるなら本気で習得しましょう!
この記事では挫折せず覚えられるプログラミングの勉強法を紹介していきます。
「ITエンジニアに絶対になりたい!」と強く考えている方は必ず最後までご覧いただくことをおすすめします。
目次で流し読み
プログラミングの独学はを成功させるポイント3選
独学でプログラミングを覚えるやり方は挫折しやすいポイントを回避する方法がベストと考えています。
そして、その独学でプログラミングを成功させる方法は「成功しやすい環境作り」をすることが全てです。
プログラミングは少なからず壁にぶつかります。
壁は少ない方が良いですし、ぶつかったときにはサポートしてもらえるようにしておくということです。
以降ではプログラミングの独学が成功しやすい環境作りについて紹介していきます。
成功ポイント1:周りにプログラミングをできる人がいる
1つ目のポイントは、周りにプログラミングをできる人がいることです。
友人に聞いてみたり、職場の人でプログラミングを知っている・学んでいる人がいれば、プログラミングを独学で身に付けることが可能となります。
特に、苦労してプログラミングを身に着けた人が周りにいれば、独学がより成功しやすくなります。
なぜなら、苦労してプログラミングを身につけた人は「未経験の辛さ」をよく分かっているからです。
そういう人は、プログラミング学習の難しさを知っているので、親身になって相談にのり、アドバイスをくれるでしょう。
そういう人が一人でもいれば、独学でプログラミングを身につけられる可能性は高くなります。
成功ポイント2:適切な言語を選ぶ
プログラミング言語には、様々なものがありますが、独学を成功させるためには、「自分が勉強したい・勉強していて苦痛にならないプログラミング言語」を選択しましょう。
プログラミングには、インターネット上で動く言語、スマホアプリを作成するのに必要な言語、3Dゲームなどを作るのに適している言語があり、用途や特性、動作環境が異なります。
たとえば、Webアプリ開発であればPHPや、Ruby(Rails)などがオススメで、AndroidアプリならばJava、iOSアプリはSwift、3DゲームはC#などが挙げられます。
AIや機械学習の分野ならばPythonが有名です。
プログラミングを独学で学んでいくのなら、プログラミング言語について調べてみて、興味のある分野の言語を勉強するようにしましょう。
成功ポイント3:動くものを作る
プログラミングを学ぶ上で重要なのは、難しいものではなく「動くもの」から作ることです。
動くというのは、実際にあなたがコーディングしたソースコードが実行され、結果を目で確かめられるもの、という意味になります。
プログラミングは、本で読むだけでは身につきません。
実際に自分の手で動かし、ものを作り上げていくことで、プログラミングの楽しさを知ることができます。
多くのプログラマーは、文字の出力といった基礎的なことから始めています。
作業工程が多く、制作に長い時間を要するものは、「作って動かす」というプログラミング学習に欠かせない大切なことを達成することができません。
長いトンネルを進み続けるのではなく、簡単に作れる「小さな成果」を上げていき、徐々にハードルを上げていくことがよいでしょう。
動くものを作っていくことで、基礎力や必要な知識、論理思考力を磨いてくことができます。
手で作り上げ、動かし、その理由や仕組みを理解することが、プログラミング学習において、最も大切な要素です。
ぜひとも意識しておきましょう。
ところで、「プログラミングができる人が周りにいない・・・」という方も多いと思います。
その場合はプログラミングスクールを利用するのも挫折せず覚えられる強力な選択肢のひとつとなります。
コラム:もし独学をサポートしてくれる人がいないのであればスクールに通うこともおすすめ
もしプログラミングができる人がおらず相談や質問する相手がいないという場合は積極的にプログラミングスクールも検討してみましょう。
挫折するどころか最短ルートでスムーズに覚えることができるため時間の短縮につながります。
実際に富士通や日立などの大手SIerでは新卒研修の中にプログラミングがあり、1ヶ月半もかからず教え込んでいます。
半数ほどがプログラミング未経験者でしたが、ほぼ全員がプログラミングを習得し現場に配属されていっています。
筆者が1年以上かかて覚えたプログラミングが1ヶ月半の新卒研修で覚えていたときは衝撃でした。
確かに人から教えてもらったほうが理解しやすいですし、分からなかったところをピンポイントでサポートしてもらえます。
この経験を通して筆者は無駄な努力をしたと感じました。
この記事をご覧の方はぜひ参考にしてください。
特に知っておいたほしい点としては転職保証付きのスクールがあるということです。
つまり、ITエンジニアとして転職できなければスクール料金を全額返金するという制度です。
このようなスクールは限られておりかつ常に人気であるため受講枠に限りがあります。
ちなみに評判が良く人気なスクールはDMM WEBCAMPです。
もし気になるようでしたら早めに問い合わせをしましょう。
今なら無料でキャリア相談ができるため、独学とスクール受講のどちらが良いかなども相談できます。
>DMM WEBCAMPの無料キャリア相談はこちら
次はプログラミングを独学するときに挫折しやすいポイントについて解説します。
プログラミングの独学で挫折しやすいポイント4選
プログラミングは学び方がとても大切です。
未経験者の初心者がむやみに手を出してしまうと、難しさ・複雑さといった障壁を大きく感じ、挫折する可能性が高いです。
筆者は16年間ITエンジニアを経験する中で多くの方が挫折するのを見てきました。
また筆者自身も独学で覚えたため多くの苦労をしました。
このような事例や経験から、プログラミングの独学では挫折ポイントがいくつかあるように感じます。
それは以下の4つです。
- 挫折ポイント1:開発環境をつくることに挫折する
- 挫折ポイント2:本や学習サイトのとおりにしたらエラーが出て挫折する
- 挫折ポイント3:本やサイトの説明文が分からず挫折する
- 挫折ポイント4:プログラミングを学ぶ目標がなくて挫折する
まずは、この挫折ポイントを理解していきましょう。
回避方法も後述していきます。
挫折ポイント1:開発環境をつくることに挫折する
プログラミングは本を読むだけでは絶対に身につきません。
自分でプログラミングをする必要があります。
そのため、プログラミング学習を始めるには、まず開発環境をつくります。
この「前準備」が、未経験者にとっては最も大変な作業となります。
たとえば、Microsoftが提供するVisual StudioやiOSアプリを作成するのに必要なXCodeといった開発ツール、それ以外にも、Webサイトを作成するために必要なWebサーバーなど、未経験者にとって始めてみるものを用意する必要があります。
はじめてセットアップする人には難しい手順もあります。
失敗すればパソコンが壊れてしまう場合もあります。
その結果、「プログラミングを始める前の段階」で挫折する人が多いのです。
挫折ポイント2:本や学習サイトのとおりにしたらエラーが出て挫折する
プログラミング言語の本やWEBサイトに従って進めていても、エラーが出てしまい、難しさを感じて挫折する可能性が高くなります。
この理由は、
- プログラミング言語がバージョンアップアップして、本の内容が古い
- あなたの打ち間違えや、ちょっとしたスペルミスなどが原因
- 本が間違っていることも多い
といったことがあります。
いずれにせよ、思ったいた結果が得られず、エラーばかりに遭遇していると、打つ手がなくなり時間ばかりが過ぎていく結果となります。
満足感や楽しさがなければ、何事も続けることは難しいのではないかと思います。
プログラミング学習に「つまらなさ」が蓄積されていくと、自然と挫折してしまうのです。
特に「自然と挫折する」といったことに注意してください。
知らない間に苦手意識ができ、せっかくのチャンスを失っている人が大半です。
挫折ポイント3:本やサイトの説明文が分からず挫折する
本やサイトの説明文は、必ずしも分かりやすいとは限りません。
専門用語を使わずに、プログラミングという概念を説明することは、とても難しいのです。
それが理由となって、挫折してしまう人が多くいます。
また、説明文が難しいのが理由とは限りません。
少し古い本であれば、表示されている画面が違っていたり、使用すべき開発環境が変わっていたりします。
プログラミングは、時間と共にアップデートされていくものなので、本に書いてある内容が、そもそも違っていたりする可能性もあるということです。
本やサイトの説明文が分かりづらい可能性もありますし、場合によっては内容が変わってしまっています。
それらのイレギュラーを、独学で克服することは困難です。
内容を理解することが大変だったり、そもそも書かれていることが違っていては、プログラミング学習を続けることは楽しいものではなく、やはり興味を失ってしまいます。
このような理由から、せっかくプログラミング学習を始めたとしても、挫折していく人が多くいます。
挫折ポイント4:プログラミングを学ぶ目標がなくて挫折する
最後は、プログラミングを学ぶ理由・目標がないと挫折しやすい、というものです。
プログラミングというのは漠然としすぎており、未経験者の人にとっては未知の技術です。
「どうしてプログラミングを学習したいのか」という具体的な目標がなくては、プログラミング学習を続けることは難しいといえるでしょう。
これは、私達が学生の頃に感じていた、「どうして日常で必要のない、難しい数学を学ぶ必要があるのか?」という疑問と似たようなものです。
数学に対して興味や目標を持つことができなかった人は、数学を諦めて、別の科目を選択したのではないかと思います。
難しい内容を学び続けている人は、目標を持っている人です。
プログラミングも同様で、難しい概念や理論方法を理解し、学習し続けるには、プログラミング学習をするための目標が必要になります。
逆に言ってしまうと、プログラミングを学ぶべき理由を持たない人は、プログラミングに挫折する可能性が高いのです。
「キャリア形成のためにプログラミングを身につけたい」
「自分のアイデアをプログラミングで実現させたい」
とった目標をみつけると、プログラミング学習は続けやすくなります。
以上がプログラミング独学における挫折ポイントでした。
次では独学でプログラミングを身につけるのにオススメなサイトを5つ紹介します。
教えてもらえる環境がある方はぜひ参考にしてください。
プログラミングの独学におすすめなサイト5選
プログラミングを独学で身につけるために、WEBサイトを利用するという方法もあります。
そこで、私がオススメする、プログラミング学習サービスを行っているサイトを紹介していきます。
ドットインストール
ドットインストールは、日本の多くのプログラマーの救世主のような存在です。
様々なプログラミング言語の基礎知識を解説してくれるビデオを無料で視聴することができます。
多くの人がドットインストールを見て、プログラミング基礎を学んでおり、「プログラミング入門といったらドットインストール」と言われるほどなので、ぜひ活用してみましょう。
Udemy
IT起業家の聖地、アメリカのシリコンバレーからサービスをスタートさせたUdemyは、オンライン動画を利用してプログラミングを学べるのでオススメです。
受講したいコースを購入する必要がありますが、講座の内容がとても濃厚で、提供されている講座の種類が豊富な点に魅力があります。
セールの時は、通常の90パーセントオフでコースを購入することができるので、そうした日を狙って購入するのと、2,000円以内でプログラミング言語を学ぶことができるので、コストパフォーマンスも抜群です。
Udemy公式サイト
Progate(プロゲート)
プロゲートは、無料で始められるオンライン・プログラミング学習サービスです。
紙の本よりも直感的で、動画よりも学びやすい「スライド学習」を採用することで、あなたの学習ペースに合わせたプログラミング学習を提供しています。
ユーザー数は、全世界をあわせて30万人にも登ります。
実際にプロダクトを作りながらコーディングを学ぶことができ、使えるスキルが身につきます。
ブラウザ上で学ぶので、面倒な環境構築を必要としないのもオススメなポイントです。
paizaラーニング
ITエンジニアの転職サービスを提供しているPaiza動画ラーニングは、オンラインでプログラミングをしながらスキルアップを目指せる、プログラミング学習入門のコンテンツが豊富です。
会員登録が必要となりますが、無料で利用でき、プログラミングの環境構築を必要とせずにプログラミング学習を始めることができるのでオススメです。
また各動画のレッスンが3分程度と短いため、スキマ時間を利用することで、毎日少しづつでも続けやすいという利点があります。
Schoo
Schooは生放送の参加型視聴と、3,000時間以上の動画教材によるオンライン動画学習サービスです。
「仕事に生きる」知識・スキル・考え方を学ぶことの出来るサービスとして、近年人気を博してきました。
プログラミングやWebデザインの基礎から応用までを配信しており、「参加型生放送」という新鮮な方式で、様座な授業が日々配信されています。
会員登録するだけで無料で受けられ、チャット機能を使えば授業中に講師に質問できるなど、双方が関わりやすい学習の場を提供しています。
PythonやSQL、C言語など、数多くのコンテンツを通して、プログラミング言語を学ぶことが可能となっているので、是非とも活用してください。
こうしたように、Webサイトを利用しても、プログラミングを学習することが可能となります。
どれも充実したコンテンツを用意しているので、ぜひ活用してみてください。
また、サイトではなく、本で勉強したいという人のために、プログラミングの独学にオススメする参考書を5冊紹介していきます。
プログラミングの独学におすすめな本5冊
ここでは、プログラミングの独学にオススメな5冊の本を紹介していきます。
なぜプログラミングを勉強するのか?という根本的な疑問に答える本や、未経験者がプログラミングに対するイメージを養うのに最適な本など、未経験者のプログラミング学習に役立つ本を揃えました。
・アイディアを実現させる最高のツール プログラミングをはじめよう
アイドルなのに、プログラミングのコーディングもしている池澤あすかさんが、プログラミングについて解説する1冊です。
プログラミングの挫折ポイントである「目標がなくて挫折する」というのを防ぐため、「どうしてプログラミングを学ぶんだろう?」といえ疑問に答えてくれます?
プログラミングを始める前に、プログラミングを学ぶ目標づくりのためにも、ぜひ読んでみてください。
・プログラミング入門講座――基本と思考法と重要事項がきちんと学べる授業
プログラミングで最も重要なポイントである、論理的思考について解説しています。
基本となるアルゴリズムを押さえ、それらを組み合わせていくプログラミングの独特な考え方を学ぶことができます。
プログラミング言語を学ぶ前に通読しておくと、理解度が段違いに高くなるでしょう。
「プログラミングを学ぼう!」と決めたら、まずはじめに読んでほしい1冊です。
・Javaの絵本 第3版 Javaが好きになる新しい9つの扉
学習したいプログラミングの基本を、最もよく理解できる参考書として、未経験者の入門編としてオススメします。
イラストを利用して解説されているので、概念やポイントを効率よく学ぶことができ、まるで絵本のようにプログラミングな基礎を学ぶことができます。
- Javaの絵本
- C#の絵本
- JavaScriptの絵本
- PHPの絵本
あなたの学びたい言語に応じて、このシリーズを使ってみるのが良いでしょう。
かんたんシリーズは、解説が丁寧であり、各言語の入門書としてオススメな参考書です。
図解を多く含み、サンプルソースが豊富に収録されているという点から、各言語の最初の一冊として購入すると長く使える参考書になります。
ただし、広く様々な技術を学ぶ参考書なので、はじめの段階で「難しい」と思った箇所は、飛ばしながら読んでいくのも良いでしょう。
- かんたんC#
- かんたんJavaScript
- かんたんPython
多くのシリーズが出版されているので、興味のある言語がきっと見つかるかと思います。
ぜひ探してみて下さい。
プログラミング学習といったら、オライリーシリーズ!と言えるほど、多くのプログラマーが愛用している参考書です。
どれを選ぶべきか迷ってしまうほど、数多く出版されているシリーズであり、正統派プログラミング参考書して有名です。
まずは入門書レベルを一冊読んでみてから、オライリーシリーズを入手してみるのが良いでしょう。
以上、プログラミングを独学する時にオススメする本を紹介してきました。
現在は本当に多く、プログラミングの参考書が発売されており、どれを手に取るべきか迷ってしまうと思います。
そのため今回は、まず基本的な内容を学べるように、入門書として最適な書籍を紹介しました。
これから独学でプログラミングを学習したい人は、ぜひとも参考にしてみて下さい。
まとめ
以上、プログラミング学習を独学からはじめようとする人にとって必要な情報を、一挙に公開してきましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事を読んで、独学でプログラミングを身につけられそうな人、プログラミングスクールに通おうかなと考え直した人、そもそもプログラミング学習を始めることすら辞めようと思ってしまった人など、様々だと思います。
たしかにプログラミングを独学で学習することは、かなりの努力が必要です。
しかしながら、手に職がつくスキル、キャリア形成のしやすさ、これから先の働き方を考えてみると、挑戦してみる価値はあると思います。
私は、実際にそのようなことを考えて、IT業界に飛び込んだド素人でした。
出来る・出来ないは別としても、挑戦してみてはいかがでしょうか?
きっとプログラミングの持つ魅力に、ハマってしまうかもしれません。
そのためにも、この記事で紹介したプログラミング学習の挫折ポイントや、独学を成功させるポイントを押さえ、ぜひプログラミング学習にチャレンジしてみてください。